発毛抑制を引き起こすジヒドロテストステロン
このタンパク質は、毛母細胞の分裂を抑制してしまったり、死滅させたりするアポトーシスという現象を引き起こすのです。
髪の毛が成長するためには毛母細胞の分裂が必要不可欠ですが、この働きが行われなくなるため、薄毛や抜け毛の症状が起こるのですね。
また、ジヒドロテストステロンは皮脂の分泌を過剰にするという働きも持っています。皮脂が過剰分泌されると、毛穴に詰まって細菌が繁殖して炎症が起こり、それが毛根組織にダメージを与えてしまいます。
このように、男性の身体を作り出すと同時に、薄毛や抜け毛など脱毛症の症状も引き起こすのがジヒドロテストステロンなのです。発毛抑制ホルモンが多く出ている時でも頭皮を清潔に保つことは大切なので頭皮に優しいシャンプーを使用していくようにしましょう。